さすらい57
四国〜川は流れて日は暮れて、山のお寺の鐘を聴く

仕事の日は7時過ぎまで寝て、むしろ起きたくないのに、休みの日、特に旅に出ていると
なんでこうも早起き鳥(アーリーバード)なのかと不思議に思えてくるのです。

朝6時に起床し、お茶飲みながら荷物をまとめて時間を過ごします。
朝飯はホテルで食わず、かと言ってあらかじめ買っておいた訳でもありません。
うどんを食うと決めていました。
前日に広島の友人と連絡を取り、善通寺市においしいうどん屋があるとの情報を入手していました。
善通寺ならちょうど次の目的地である四万十までの通り道。これは食わないと、と思いましてね。
うどん嫌いだったのにこれだもの、讃岐ってすげえ所だなや魚紳さん。

チェックアウトをして車に乗り込みます。
リアブレーキがキュッとなってカックンなのは今日も変わらずで(整備バッチシ)。
いつもよりも慎重な運転を心がけ、善通寺に向かいます。





長田in香の香という、初めて聞いたときにはちょっと?だったお店。釜あげがメインらしいです。

冷は無いのかな〜なんて入ったら普通にあったので冷を注文しました。





つゆが無いと思ったらマホービンに入っていました。
すみません、てっきりお茶かと思っていました。

はい、美味いです。文句なんてございません。


そして次のうどん屋(昼飯)を探しつつ、四万十へ向かいます。





大野原ICから高速に乗ろうと思っていたので、それまでの間にどこか無いかと
探しながらの走行で、入ったのは将八という店。
ちょっと天ぷらを食いたかったので、ここでは天ざるうどんを注文します。





美味かったです。すっかりお腹いっぱいです。





これで思い残すことも無く四万十へ向かうことができます。
うどん嫌いだったはずなのに、すっかりうどん食うのが普通になっていました。
素晴らしき食への出会い。ありがとう、ありがとう讃岐。

大野原ICから高速に乗り、須崎東まで一気に移動。
のつもりだったが流石にトイレに行きたくなりSAに飛び込みました。





ドライブにアイスやソフトクリームは不可欠(別腹)。それは万国共通の理。
ほんのりしょっぱく、とても美味しい。

四万十へ向かう前に食べておきたいものがあり、それを食べにちょっと寄り道(おやつ)。
何かと言うと「鍋焼きラーメン」。高知県須崎市の名物との事です。





そんな訳でこの須崎市にある谷岡食堂へやってきたのだ。

おばちゃんが一人で切り盛りしている店らしく、店内にはおばちゃん一人ぽつねんと。
注文して待っているとおばちゃんが赤飯くれたのですが、正直お腹いっぱいに近い状態。
しかしこれがまたちょうど良い、ほのかな甘さで美味しく頂きました。ありがとうおばちゃん。





和風だしで煮込んだラーメン。今まで食べたことの無いちょっと不思議な感じ。
固まりかけた卵も、多目の具も良い感じで美味しいです。
麺はもちろん普通の生麺ではなく、専用の麺でした。

いっぱいになり過ぎたお腹をさすりながら、車を停めている有料駐車場へ。
管理人のおじいちゃんが熟睡しています。
すみません・・・起きて下さい。





須崎から56号線をひたすら四万十市(中村)へ向かいます。
向かう途中で雨が降り出し、ちょっと止みそうも無い感じの降り方。
もしかしたら今回の旅は天気に恵まれないのかな、なんて思いながら
休憩をはさんでのんびりと。
急ごうにもブレーキが(略

山を越え川を跨ぎ、時折海を眺める。

中村に到着した時は、もう既に夕方近くになっていましたが
ホテルにチェックインする前に、「四万十川学遊館あきついお」を訪れました。





四万十川にいる魚類を中心に、とんぼの標本や外国産の魚類を展示しています。
どうしてもここで見てみたいものがあったのです。





ではなくて





漫画の中で三平君も釣り上げた「アカメ」。





四万十川と言えば鮎とアカメ。私はこの2つがまず思い浮かびます。
鮎は後ほどじっくり味わうとしても、どうしてもアカメには今日のうちに会っておきたかったんです。
素晴らしい迫力。絶滅危惧類でなければ、釣り好きとして釣ってみたかったですが
こうして眺めているだけで満足してきます。

私は今、四万十にいる。

一番でかいボスらしきアカメが、私を時折じっと見ていました。


閉館時間ギリギリまで粘って(大迷惑)、学遊館を後にします。


四万十川すぐ近くのホテルにチェックインして、とりあえず部屋でひと休み。
一人居酒屋で・・・と思ったがそれは明日のお楽しみにする事にしました。
そうなれば毎旅恒例の、地元スーパー&コンビニのチェックをしようと。
とりあえず駅方面に行けばどうにかなるだろうと、徒歩で向かいますが・・・
汗だくになってやっと見つけたコンビニで食料を購入できました。

部屋に戻って食いながらテレビでローカル番組を観て。

さすがに疲れたので寝ました。

3日目(1)へ続く