さすらい47

ハイサイ☆潮騒4周年記念遠征「お疲れ様、俺」


9月18日(日)

昨日の激闘の余韻にまだ浸りつつも、そこそこの早起き。
3日目の今日はちょっとした観光を予定している。
こーじさんが実家から借りてくれた車に乗り込み、目指す場所は佐賀と長崎。

行きは下道で佐賀経由。
九州にはこれで5度目になるが、佐賀と長崎は今まで行く機会が無かった。
九州全県踏査をひそかに狙っていた私にとって、今日の観光はとても大きな意味を持つ。

途中コンビニ(ポプラ)に寄り、飯が後付けになる弁当で腹を満たす。
食後の一服休憩場所に選んだのは、海沿いのとあるスポット。



詳細は敢えて書かないが、なんとも言えない雰囲気。




虹ノ松原は文字通り松だらけ。

渋滞も特に無く、車は進み佐賀県に入る。
佐賀といえば「はなわ」の歌で有名?しかしあの歌は当然大げさなモノだと思っていたが

 

正確に歌っているのだと理解した。

このような景色は東北人の私にとってさほど珍しいものでもないが
例の歌を思い出して思わずニコニコしてしまう。

佐賀での目的がこの景色というわけではなく、目的は別のところにある。

それは有明海を見ること。

釣りキチ三平で有明海のムツゴロウ釣りを見て以来、
一度あの干潟を実際に見てみてたいと思っていた。
ムツゴロウと戯れるのは無理だろうけど、せめて蟹と戯れることが出来れば。

そうしているうちになんとなく海の見える景色が多くなる。
干潟に降りる為のどこか良い場所は無いものかと探していると、
ドライブイン風の場所があったので車を止めてみる。
どうやら干潟を観る事のできる場所のようだ。


 

 

それはとても海水だらけの有明海。




感動と困惑が入り混じった複雑な気持ちで有明海を感じている私。天気悪いし。

干潮時にしか干潟は現れない事をすっかり忘れていて寂しかった私を喜ばせたのは
こーじさんが現地の方から聞いた情報。

「あと30〜40分もすればどんどん潮が引いてくるそうです」
「ブラボー」

 

干潟に入れるんだったら着替えを持って来れば良かった。
初めて見た本物のガタスキー。これでどこかの店にロボスキーとかあれば完璧だったのに。

干潟出現までの間に郵便局に行って、昨日の激闘で傷ついた懐を回復させる。
ドキドキしながら戻ってみると・・・


 

 

それは凄い干潟っぷり。本当に海水無くなってる。

あまりの凄い眺めに呆然気味になる私。
ふと我に返りなんとかムツゴロウをとその辺を探してみるが、その姿は全く見られない。
実はムツゴロウは警戒心が物凄く強く、ちょっとした物音や人影でも巣穴に隠れてしまう。
だから特殊な釣り方、獲り方がある。そうだったのだ。
だから肉眼で見えるような場所には居ない。現地の人もカメラ持った人にそんな説明をしていた。


 

成魚のムツゴロウには会えないので、せめて蟹と戯れる私。
干潟に深々と手を突っ込もうと思ったが、わらすぼに噛まれたら嫌なのでやめた。

体長1cm位のムツゴロウの幼魚は見たのだが、
カメラを起動させているうちに居なくなってしまった。



次回来る時はこのガタスキーを漕いで干潟に繰り出そう。


有明海ってすげえ所だなや。


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