さすらい41
天が味方しないなら、頼るべきは地の力
3月4日(金) 深夜から降りだした雪は、全てを白く覆い尽くしていた。 しかしかつて同じような状況で、いやむしろこの時よりも状況は深刻でありながら 無事飛行機は飛び、初めてQの地を踏みしめる事ができた。 「飛ばないわけ無いって」 10番台のゴリ氏@冬将軍、ハイサイ@みなし機の2名は 根拠の無い余裕を全身に漲らせ仙台空港へ向う。 ・・・・・・・飛ぶ? 空港に近づくにつれ不安が募る。余裕って何ですか? ・・・・・・・・・・・・・ 天の声「お客様にご案内いたします。8時発大阪行きは、雪による 滑走路の閉鎖の為、欠航に(略」 ええー、じゃあ8時5分発のF岡行きは・・・ 欠航にならない筈が無い。 パタパタと回って欠航の文字が、いとも簡単に並び出てきやがって お前はパタパタ雀球か(わかりにくい) キャンセルする航空券を払い戻す窓口には、推定300人の人だかり。 チキショー、この状況で待っていたら日が暮れちまう。いや、本当に暮れる。 とりあえずゴリさんと一旦我が部屋へ戻る。 後日聞いた話では、この日この時間「おばさん」が出張の為に空港にいたらしく、 その後新幹線で目的地に向ったとの事だった。 レンタカー&今夜泊まる筈だったホテルにキャンセルの電話。 さて・・・、どうする? 今日いっぱい仙台空港が使えないのであれば、残るは鉄道か高速道路自走(ありえない)。 博多号(高速バス)もあるね(キツイ) 最速の方法である新幹線だと、6時間〜8時間くらいで着くのではあるが・・・。 問題は交通費。片道30本はちょっと痛い。 痛いとおもいつつも、こんな感じに決定。 帰りの航空券は使えるし、ホテルやレンタカーのキャンセルの差額でどうにかなるだろうと。 というわけで、まずは仙台駅から東京駅へ。 伊達政宗弁当と牛焼肉弁当。肉を得意げに見せ付ける私、普段良い物食ってません。 駅弁に舌鼓をうちつつ鉄の旅。たまにはこんなのも良い。 東京駅に到着し、のぞみ25(500系)号発車まで50分の待ち時間。 のぞみ59号(700系)に乗って広島で降りるという手もあったが、 広島で宿が取れなくて断念。 同じく700系であるのぞみ83号もあったが、これは岡山まで。 乗りたかったなぁ、700系。 待ち時間は、東京駅内のナウいカフェで一休み。 そして4時間50分の長旅の幕開け。 京都駅から、いかにも京都らしい風景を見て高校の修学旅行を思い出したり。 しかし東京―新大阪間は、さすがに人気路線だけあって人の入れ替わりが激しかったり。 人が入れ替わるたびタバコの煙が漂ったり。 そんな中、向こうで待っているこーじさん、お仕事中のdaimannさんと連絡なんか取り合う。 予め買っておいた2冊の本を読みきり、睡魔に襲われつつある頃K倉駅に到着。 待っていてくれたこーじさんと合流。 話しながら謎の移動で、「ある店」へ下見に行く。 下見と言っても、それが下見にならないのは、今までの傾向から言っても明らかで。 とりあえずREG2回をそろえる事ができた。 正確に言うと「REG2回しか、そろえる事ができなかった」になる。 その状態が最終日まで続くなんて思いもよらなかった訳であったが。 「ある店」の隣りの飲み屋で3人で軽い飲み会。 その後、丸和の前にある「丸和前ラーメン」で本場のとんこつラーメンを食う。 美味い、あまりにも美味い。 本場で食うとんこつラーメンが一番だと改めて感じた。 味はもちろんだが、むしろ雰囲気とか。 こーじさんが泊まる予定である健康ランドへ3人で行く。 出発前にネットでホテルを予約しようと思ったのですが、やっぱり無理だった。 久しぶりに健康ランドの大きな風呂に入るのも良い。 予約制の仮眠ベッドを確保し、安心しながら缶ビールで乾杯。 予定通り来ていたら、今頃KG島に居たはずだった。 その事を思うととても悔しいが、こうして無事に3人で酒を飲む事が出来る。 それだけで良いかなとも思ったりする。 健康ランドの送迎バスで明日はKS駅前に向かう。 続きへ |